視認性と操作性が安全で確実な情報伝達を可能に

走行中の車両へ安全確実な情報を伝達するために、システムの仕様には視認性と使い勝手の良さが、何より重要視されます。ウェイベックスのLED表示板システムは、料金所を通過する車両に対して、より安全で確実な情報を伝達するため、従来の表示板に比べ視認性を大幅に高めています。

 表示板は240mm角16×16ドット構成の2色LED(赤、緑)パネル、またはフルカラーLEDパネルを使用して、6パネルで1台の表示板を構成します。1文字×6段の縦型と、3文字×2段の横型の2種類をご用意しておりますので、LED表示板の設置場所に合わせて使い分けていただけます。

LEDは、高輝度・広視認角、またはドミナント波長を採用することに加え、照度センサ-によって周囲の照度を検知。それによって自動的にLEDを減光することができます。
また操作卓は液晶タッチパネルを使用しています。操作はメニュ-ボタンをタッチすることで、表示内容の切替操作、故障の監視等が直感的に行え、誤操作を防止する設計となっています。

操作性は円滑な交通対応を実現

高速道路では日々、大量の自動車が行き交います。料金所ブースを通過する車の量は一時間で1000台以上とも言われ、分単位にすると10台以上の車が通過することになります。
そのため収受員の方々は的確かつ迅速な業務を求められます。
ウェイベックスのLED表示板は「ETCレーンを閉鎖する」など、交通状況に合わせた表示内容を直感的に操作できるよう操作卓に液晶タッチパネルを採用しました。
また故障監視機能によって操作卓を通して、料金所ブース内からでも故障を確認できます。

LED表示板の設置の重要性

LED表示板は「道路情報掲示板」とも呼ばれ、一般道路や高速道路の混雑状態や工事の予告などを告知する装置としてなくてはならないものです。
今や、表示方式は旧来の電球方式から、三色表示できるLED(発光ダイオード)方式の表示板が多数を占めており、様々な利点から今後の利用が期待されています。点灯時間によりますが、輝度の低下も設置後から大体10年程度という寿命の長さが有用性のひとつです。

高速道路では特に障害がない場合でも料金所のETCレーンなどでの通過時の徐行や、後部座席のシートベルトの着用を促すメッセージの表示などにも利用されています。
また、通過する道路の近辺情報のほかに、広域にわたる道路の情報を表示するために活用されおり、ドライバーはリアルタイムの交通状態をスムーズに確認できます。

更に近年のITSでは接触事故が多発する道路条件下で速度抑制を促す対策としてLED表示板の設置による有用性も検証されています。
ウェイベックスでは様々な利用環境下に合わせた提案をいたします。

ドミナント波長とは

人間の目は「光の波長」の違いによって色の見え方が変わる性質を持っています。「波長依存性」とも言われる光に対する肉眼の感度はLEDの発する光の波長と異なるため、表示される情報に大きな影響を与えます。
ドミナント波長とはLEDの最大発光強度となるピーク波長に対して色目を人間の目でみたまま数値化したものです。

「輝度」と「照度」の関係

「輝度」とは「特定の角度から見る者にどれだけの光が発せられているか」を把握するために定義された度合いで、LEDの発光の加減により変化します。また、太陽光に照らされる光量の関係を「照度」と言われ「照らされた光の総量」を示す度合いを指します。
LED表示板の視認性は「輝度」と「照度」の釣り合いが取れた条件で光量調整されることが重要です。

実績|LED表示板/その他

三色LED表示板
(首都高速道路 様 川口本線料金所)
首都高速道路様  
愛知県道路公社様 半田料金所